熱中症には注意しましょう!

リラハート在宅クリニックの稗田です。
札幌では晴れの日が続き、気持ちのいい毎日が続いていますね。
当院からは手稲山を一望できる素晴らしいロケーションで、日々その景色に元気をもらいながら診療にあたっています。

「当院から見る手稲山」

すでに6月の時点で最高気温が30度を超える日が続いており、7月・8月にかけては、より一層の熱中症対策が必要です。
気温だけでなく、湿度が高い日には体内に熱がこもりやすくなり、高齢者や持病のある方では特に注意が必要です。

在宅療養中の方の中には、加齢や病気の影響で暑さを感じにくくなる方がいらっしゃいます。
これは、体温調節機能や認知機能、判断力の低下によるものです。

訪問診療でご自宅に伺うと、室温が高い中で厚手の服を着て布団に入っている方をお見かけすることもあります。
こうした状況は、熱中症のリスクが非常に高く、早急な対応が必要です。


🌿熱中症を防ぐために、以下の点にご注意ください:

室温を下げましょう
エアコンがない場合でも、扇風機を使ったり、窓を開けて風通しをよくする工夫が有効です。日差しを遮るため、カーテンやすだれも活用しましょう。

水分と塩分をこまめに補給しましょう
のどが渇く前に、1時間に1回、コップ1杯程度の水を摂る習慣をつけましょう。
塩分の補給も大切です。※スポーツドリンクは軽い脱水時には有効ですが、糖分が多く含まれるため、糖尿病のある方や日常の水分補給には注意が必要です。

周囲の方が体調と室温を確認しましょう
高齢の方は暑さや喉の渇きを感じにくいため、同居のご家族やご近所の方がこまめに様子を見ることが重要です。
近くに確認できる方がいない場合は、訪問診療や訪問看護の導入も検討しましょう。

体調不良時には早めに医療機関へ相談を
頭痛、めまい、吐き気、倦怠感などがあれば熱中症の初期症状かもしれません。
症状が進行すると、意識障害を伴い、命に関わることもあります。
早めに医療機関に相談し、必要に応じて点滴などの処置を受けましょう。
訪問診療をご利用の方であれば、ご自宅で点滴を受けることも可能です。


🏥 当院の対応について

リラハート在宅クリニックは「在宅療養支援診療所」として、定期訪問中の患者様に対して24時間の電話相談および緊急往診に対応しています。

体調に異変を感じた際には、無理をせず、早めに当院までご連絡ください。
※当院にて診療を受けている方には、24時間つながる直通電話番号をお伝えしています。

札幌市手稲区、石狩、小樽の訪問診療を受け付けています!
お気軽にお問い合わせください。
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